栃木三大廃病院‐2.野木病院

2020/01/01

栃木三大廃病院を巡る旅、第2弾――。

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前回、私は東洋診療所という名の廃病院を訪れたのだが、そこから5kmほど離れた地点にあるのがこの「野木病院」である。

建設途中で計画が頓挫され、建物が放置されたままだとイワレている廃病院。
心霊スポットとしても有名であり、霊体験は無数に見つかる。

心霊スポットライターのギンティ小林氏は「最凶の心霊スポット ベスト10」の第2位にこの場所を挙げている。
全身を白い布で覆った謎の集団が儀式を行っており、見つかると鎌を持って襲いかかってくるとの目撃談があるそうだ。
参考:日刊SPA-ホントにやばかった心霊スポット 心霊ライター・ギンティ小林が選出


CIMG3876-1024x768●問題の病院は四方を雑木林で囲まれ、院内の探索を試みるには、不気味に誘うこの小道を進まなくてはならない。


CIMG3878-1024x768●道のはじまりにてこんな看板を見つけた。当初は介護施設を建設しようとしたのか?
それとも、医療施設を建設する予定ではあったが、後に高齢者施設に計画を変更、どちらも建設が頓挫になったのだろうか。
近くに野木病院として開業している医院は確認できたが、関係があるのかは不明だ。

CIMG3872-2-1024x768●道にそって進むと開けた場所に出る…「野木病院」は姿を現した。
殺風景なコンクリートむき出しの建物、確かに未完成のまま放置されているような印象だ。


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CIMG3805-1024x768●その裏腹、内部は不法投棄されたモノや落書きが多く、非常に不気味である。

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CIMG3810-1024x768●大量の灰と焦げ跡が…過去にボヤ騒ぎでもあったのだろうか。


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CIMG3813-1024x780●まるでスラム街だ、身が引きしまる。


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CIMG3834-1024x768●人がいたことは間違いないようだ、ドラム缶で暖をとっていた形跡があった。心霊とは関係ないが前述した噂通り、謎の集団が儀式でも行っていたのだろうか。

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CIMG3828-1024x768●浮浪者が就寝していたと思われる部屋。


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CIMG3821-1024x780●トイレ

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CIMG3825-1024x768●エレベーター、中を覗くと不法投棄の山。

CIMG3835-1024x768●2階へ。


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CIMG3842-1024x768●薄気味悪い廊下を進む。

CIMG3845-1024x768●ここでハプニング。髪の毛にお札…奇妙なものを発見する。
これは後に、貼ってあるお札は金閣寺のもので、単なるイタズラだとSNSで教えていただいたが、私は恐怖で激しく動揺し頭が真っ白だった。


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CIMG3852-1024x768●先ほどの件で逃げたい気持ちでいっぱいだが、息を荒げながらも小走りで撮影を続行。すぐさま3階へ。

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CIMG3858-1024x769●3階も同様、落書きだらけの無機質で冷たい光景が続く。

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CIMG3860-1024x780●トイレの花子さん。

CIMG3864-1024x768●屋上へ。

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CIMG3867-1024x768●屋上にて数枚写真を撮った後に、私は全速力で階段を駆け下り院内から脱出した。


探索者より

雑木林に囲まれ、周囲から閉ざされている巨大な廃墟。
人目につかない為か、落書きと不法投棄のやりたい放題。
これは逆に自身がトラブルに巻き込まれる可能性が高く、助けも呼べず脱出も困難であるといえるでしょう。

「…いつ事件が起きてもおかしくない」

「…無事に脱出できるのだろうか」

「…何かが突然飛び出してくるかもしれない」

一人で探索していた私はそんな恐れと不安でいっぱいでした。

深夜に行くことは断じて推奨しない。

丘出
ただの酔っぱらい。
怖がりなんですけれど不思議な体験がしてみたい。